多摩川50景~「丸子橋付近」
(魅力の多摩川散策情報)
多摩川50景のうち「丸子橋付近」の紹介です。中原街道の丸子橋付近は、交通の便もよく、多摩川で最も多くの人が集まる場所です。天気がよい日には家族連れや散策、釣り、サッカーや野球などのスポーツで河川敷公園は一杯になります。
中原街道の丸子橋。丸子橋付近は交通の便もよく多摩川の人気スポットです。
丸子橋は「かながわの橋100選」にも選ばれている美しい橋です。映画や様々なドラマのロケ地としてもよく使用されます。
また、2002年には野生アザラシの「タマちゃん」が丸子橋北詰付近に現れ、愛くるしい姿が大人気になりました。連日、TVやマスコミで取り上げられ、大勢の見物客で賑わいました。
丸子橋付近は、東急東横線・目黒線の「多摩川駅」(左岸側)や「新丸子駅」(右岸側)からも程近く、交通の便も良いことから、多摩川で最も多くの人が集まる場所として知られています。
休日の天気の良い日には、散策や釣り、スポーツを楽しむ人たちで河川敷公園は一杯になります。
※多摩川50景とは
多摩川の魅力あふれる美しい風景の中から、市民の投票をもとにして50ヶ所が選定され公表されたものです。
多摩川50景は、いわば多摩川の見どころを凝縮した「多摩川の顔」とも言える場所です。多摩川を代表する美しい風景が詰まっています。
多摩川50景 丸子橋付近
丸子橋
二連アーチの美しい橋
丸子橋は、主要地方道東京丸子横浜線(通称:中原街道)の多摩川に架かる橋梁です。この橋は「かながわの橋100選」にも選ばれている二連アーチの美しい橋です。
多摩川左岸、大田区の多摩川丸子橋緑地から見た丸子橋です。
悠然と流れる多摩川と二連アーチの丸子橋の姿が、美しい風景を醸し出します。
丸子橋周辺の風景
人を引き付ける場所
広い河川敷では人それぞれに、思い思いのスタイルで「多摩川」を楽しんでいます。(多摩川右岸)
◇調布堰(調布取水堰)で釣りを楽しむ
調布取水堰は、多摩川で一番河口に近い、最下流にある取水堰です。河口から13kmの位置にあります。
この調布取水堰までが感潮区間(海の干満の影響を受ける区間)とされており、堰の下流では汽水性のシーバス(スズキ)がルアーで釣れます。
◇河原でバーベキュー
丸子橋のたもとは、仲間と一緒にバーベキューを楽しむ若い方たちの天国です。
河川敷のなかでも公園の占用区域では都市公園条例により(一部を除き)火気の使用が禁じられていますが、それ以外の河原などではバーベキューを楽しむことができます。
◇東海道新幹線多摩川橋梁
丸子橋のすぐ下流には東海道新幹線の多摩川橋梁があります。多摩川を渡る新幹線の姿を楽しむこともできます(多摩川左岸)。対岸は川崎市中原区。
丸子の渡し跡
昭和初期まで渡し船で渡河
多摩川に最初に丸子橋(旧橋)が架けられたのは1935年(昭和10年)でした。それまで橋は無く、中原往還は多摩川を「丸子の渡し」で渡河していました。
中原往還とは現在の中原街道のことで、江戸と平塚中原を結ぶ中世以来の古道でした。徳川家康が東海道往還を開設してからは、東海道の脇街道として栄えました。
「丸子の渡し」は、現在の丸子橋の200mほど下流にありました。東急多摩川線「沼部駅」の脇を旧道が通っており、渡し場はその延長線上になります。
丸子の渡し跡には、東京側には解説板が、また川崎側には渡船場跡の碑がそれぞれ建てられています。
丸子の渡し跡解説板(左岸)
丸子の渡船場跡碑(右岸)
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丸子橋付近へのアクセス
最寄り駅
◇丸子橋の住所
左岸:東京都大田区田園調布本町
右岸:神奈川県川崎市中原区上丸子八幡町
◇丸子橋の最寄り駅
東急東横線、目黒線「多摩川駅」(徒歩6分)左岸側
東急多摩川線「沼部駅」(徒歩6分)左岸側
東急東横線、目黒線「新丸子駅」(徒歩8分)右岸側
おすすめ散策コース
あえて、少し遠回りをして、散策を楽しむコースです。
【散策コース①】
等々力渓谷を経由して左岸沿いに歩くコースです(所要時間約60分)
少し遠回りですが、等々力渓谷と多摩川左岸の散策を楽しめます。
東急大井町線「等々力駅」→等々力渓谷→等々力不動尊→多摩川左岸→多摩川に沿って左岸を進む→丸子橋左岸
【散策コース②】
高津せせらぎ公園を経由して右岸沿いに歩くコースです(所要時間約70分)
健脚向きですが、高津せせらぎ公園と多摩川右岸の散策を楽しめます。
東急田園都市線「二子新地駅」→多摩川右岸→多摩川に沿って右岸を進む→高津せせらぎ公園→丸子橋右岸