野川 夜桜ライトアップ
(一夜限りのイベント 野川遊歩道の夜桜見物)
野川夜桜ライトアップ~多摩川の支流・野川に沿って見事に咲き誇る桜並木を、たった一日だけ夜間ライトアップすることで有名な、野川の春の夜の一大イベントです。全長約850mの桜並木が一夜だけ見事にライトアップされます。
野川遊歩道で毎年行われる一夜限りの桜ライトアップ。大勢の夜桜見物客で賑わいます。
野川遊歩道での一夜限りの桜ライトアップ。
閑静な住宅街に流れる野川沿いは、桜の隠れたビュースポットでもあります。
とりわけ調布市佐須町3丁目付近(東京都)は、全長約850mにわたって桜並木が整備され、桜の開花期には「たった一日限りの夜桜のライトアップ」が行われることでも有名です。
はかない桜の一生の、一番輝く一瞬を狙って開催する「一夜限りのライトアップ」。
この凝縮された一瞬に、桜を愛する人々の心も満開になります。
ライトアップは18時に点灯され、21時に消灯されます。
選りすぐった一日の、たった3時間だけの、春の夜の光のショーです。
この光のショーを観るために、関東各地から毎年、3万5千人を越える人々が押し寄せます。
野川の夜桜ライトアップ
野川遊歩道での一夜限りの桜ライトアップ
野川を彩る夜桜のショー
黄昏の野川。暮れ行く空の青さとライトアップの白い光が、桜の美しさを一層引き立たせてくれます。
空を覆う満開の桜と夜桜見物を楽しむ大勢の観光客。
調布市のイベントの中でも、一日の人出は最大規模を誇ります。
野川の川面に写るライトアップの夜桜。桜と水とはとても相性がいいようです。川面に写る夜桜が、土手の桜をさらに美しく装ってくれます。
こちらは野川遊歩道に面した民家の窓に写るライトアップ夜桜。
窓に写る風景もなかなか風情があります。
最初は一企業の花見からスタートしました
花見が地元で評判になり年々規模を拡大
野川桜ライトアップは、もともとは「アーク・システム」という、映画撮影やTVコマーシャル用の照明機材をレンタルする会社が、社員の花見用に私的にライトアップしたのが発端でした。
最初は桜一本だけのライトアップでしたが、その美しさが近所で評判を呼び、二本~三本と増やしていって、ついには「野川の桜ライトアップを楽しむ会」という市民ボランティア組織も誕生して、現在のような大きな桜ライトアックのイベントとなりました。
2015年の開催で24回目のライトアップになります(2011年は東北大震災で中止)。
現在は、調布市佐須町三丁目付近の野川遊歩道に沿って、三鷹通りの「榎木橋」から下流方向の「細田橋」まで850mの区間に渡って、両岸に約250基の照明機材を設置してライトアップが行われています。
2日間かけてライトアップの準備
昼間も美しい野川の桜。この桜を、夜間に一層美しく見えるようにライトアップしていきます。ここが照明プロの腕の見せ所です。
野川の河川敷両岸にずらりと並べられた照明機材。いずれも映画やCM撮影などで使用している高級照明機材です。
これらの照明機材は、前日の準備に引き続いて、ライトアップ当日の朝8時から設置されます。
機材の提供から、現地での設置・調整・オペレーションに至るまで、すべてアーク・システムの好意により無償で、同社社員とボランティアの手によって行われます。
照明機材は河川敷だけではなく、桜の木の背後にも設置されます。
夜桜が最もきれいに見えるように、前から、下から、背後から、それぞれライトアップされるんですね。
照明機材に電力を供給する移動式電源車。ライトアップの電源はすべてこれらの電源車から供給されます。
電源車は桜並木背後の駐車場に停車しているため、その存在に気づく人はあまりいません。この電源車もアーク・システムの無償提供です。数箇所の駐車場に分かれて複数台配置されていました。
桜ライトアップ
一夜限り、たった3時間の夜桜観覧イベント
野川桜ライトアップは一日限りの開催です。開催日は直前まで分かりません。
桜の開花状況、天候などを総合的に判断して決定され、開催の2日前に、株式会社アーク・システムのホームページで発表されます。
たった一日限りのイベントだからこそ、桜が満開で最も美しい日を慎重に選んでライトアップが実行されるのです。
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野川桜ライトアップ会場へのアクセス
京王線の利用が便利
野川桜ライトアップ会場に行くのには京王線が便利です。
■京王線「布田駅」:榎木橋まで徒歩15分
■京王線「国領駅」:細田橋まで徒歩10分
■京王線「柴崎駅」:甲州街道経由、途中から野川沿いに細田橋まで徒歩15分